不動産の話
2024/08/17
不動産売買における重要事項説明書とは
こんにちは^^
お盆の時期も終わり、朝晩が少しずつ涼しくなってきました。
過ごしやすくなってきた気がします。
今日は、土地売買に関する
重要事項説明書を作成しました。
重説(じゅうせつ)と略して呼ばれることも多い
こちらの書類について今回は解説したいと思います。
不動産売買における重要事項説明書とは
不動産売買における「重要事項説明書」とは、
不動産取引を行う際に購入者(または借主)に対して提供される非常に重要な書類です。
この書類は、不動産業者が宅地建物取引業法に基づいて作成し、
取引の相手方に対して、契約締結前に説明することが義務付けられています。
売主や貸主は自分の物件についての説明なので、
説明しなくても良いことになっていますが、トラブルを避けるためには
売主、貸主にも説明した方が良いかと思います。
不動産の売買は一般の方は
頻繁に行うことがない取引かと思います。
そんな中で売買契約締結後に、
こんなはずじゃなかったというトラブルになる
ケースもあるかと思います。
それを避けるために、
一般の方に契約前にわかりやすく説明してくださいね、
と不動産業者に説明義務を持たせたのが重要事項説明書です。
重要事項説明書の内容としては
- 物件に関する基本情報
- 物件の所在地や地番、土地や建物の面積など、物件の基本的な情報が含まれます。
- 法令に基づく制限
- 都市計画法や建築基準法などの法令による制限があるかどうか、またそれがどのように影響するかが説明されます。
- 権利関係
- 物件に抵当権や地役権などの権利が設定されている場合、その内容が記載されます。また、共有名義の場合の持分や、借地権の有無も重要です。
- インフラ・ライフライン
- 水道、ガス、電気、下水道などのライフラインの整備状況が記載されます。
- 建物の構造や耐震性
- 建物の構造、築年数、耐震性に関する情報が含まれます。特に耐震基準を満たしているかどうかは重要です。
- 環境・生活施設
- 近隣の騒音や悪臭、日照や風通しなどの環境条件に加え、学校や病院、商業施設までの距離などの情報が提供されます。
- 契約解除に関する事項
- 契約解除に関する条件や違約金の有無、発生条件などが明示されます。
重要事項説明書の注意点として
重要事項説明書は、不動産取引において
非常に重要な役割を果たしますが、
購入者自身が内容を十分に理解し、
納得した上で契約を進めることが重要です。
また、説明を受ける際に不明点や疑問があれば、
その場で質問し、解消することが求められます。
不動産取引は、購入者にとって大きな決断となるため、
重要事項説明書を正確に理解し、
納得した上で契約に臨むことが成功の鍵となります。
「こんなはずじゃなかった」とならないためにも
しっかり確認しておきたい書類ですね☺️
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監修者情報
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株式会社 今富不動産
今村 隆文